戸建てとマンション
「戸建て住宅とマンション」どちらがいいのかというのは誰もが悩む所だと思います。実際どちらにもメリット・デメリットはありますし、エリアによっては戸建てがいい、マンションがいいがあり、また家族構成等の生活環境によっても左右されます。
勿論それぞれに良さがあるのでどちらかが優れているという事ではないですがあらゆる面から比較していきたいと思いますので、参考にしてみてください。
■費用面について
ここではそれぞれにかかる費用だけご紹介します(両方に必要な固定資産税や都市計画税、登記費用などの説明は省かせて頂きます)
・分譲戸建てに発生する費用
戸建て住宅を購入する際に物件の売主と直接売買契約をしない限りは仲介手数料が発生する事になります。例えば気に入った物件があったとしても販売元が売主でなく、不動産仲介業者であった場合、不動産仲介業者に仲介手数料を支払わないといけません。
この金額については条件や購入価格によって様々ですが凡そ100~300万くらいは掛かると想定してください。また注文住宅を一から建てる場合、土地を購入してから家が完成するまでの間の土地のローンが発生します。
・分譲マンションに発生する費用
分譲マンションには多くの場合修繕積立金という費用が発生します。これは建物自体の大規模な修繕や共用部分の管理、工事などの費用に充てる費用になり、ほぼ全てのマンションで必要になる費用です。但し、修繕費用を払っていたからと言ってその費用だけでは賄えないような工事が発生した場合は別途費用を請求される事もあります。
また高層マンションや大規模マンションの場合管理人や清掃業者、コンシェルジュがいる場合があるので、その際は管理費用が必要となるケースがあります。さらに車を保有している場合は駐車場代が掛かってくるケースがあります。これは必ずしもかかるわけではなく、マンションによっては駐車場代を無料にしているところもあります。
■生活面について
次に生活面において比較したいと思います。
・分譲戸建ての場合
基本的に隣の家と壁と壁が隣接しているケースが少ないため騒音を気にする必要がありません。ただ閑静な住宅地等の場合はちょっとした音でも近隣に聞こえてしまう可能性があるので注意しないと近隣トラブルになってしまいますので、注意してください。
戸建て物件に関しては平屋タイプもありますが、多くの建物が2階建て、3階建ての建物であるたプライバシーの保護や先の騒音トラブルも防ぐことができます。
また庭を造る事が出来たり、駐車スペースを設ける事も出来るため、駐車場代という余計な費用が掛かる事はありません。さらに建て替えや修繕、リフォーム等は家主の意思で出来る為自由度が非常に高くなります。
・分譲マンションの場合
分譲マンションの場合は戸建て住宅と比較して立地条件がいいところにあるところが多いため、アクセス面や利便性が高いエリアに住む事が出来ます。特に都心部の駅前の様なあまり土地がないところでも分譲マンションであれば高層マンションにすれば多くの人が入居できるため非常に人気を集めています。
さらに近年のマンションはセキュリティ管理がしっかりと行き届いていたり、バリアフリーを意識した構造(エレベーターの設置)、耐震補強がしっかりされているなどのメリットもあります。
また高層階にいくと人目を気にする必要はありませんし、日当たりが良い、眺望が良いなどの住環境において大きなメリットがあります。