照明のリフォーム
住宅のリフォームの際の、お部屋のグレードアップに、照明選びも重要なポイントとなります。人間の生活リズムは、自然界のサイクルに添って作られていますので、部屋のあかりも太陽光のように、人間の生活リズムに添ったものを選びたいものです。
リフォームの際には、部屋の用途や目的に応じた照明を選ぶことが大切になります。照明は、家のインテリア性を決定する一因となりますが、単に明るければ良い、デザインが美しければよいといったことではなく、健康的で、暮らしやすいものでなければなりません。
例えば、寝室に暖かみのある赤みがかかった照明を選ぶことで、リラックス効果が生まれ、熟睡へと誘うものとなります。
また照明器具は、気軽に買い換えれるものではないので、用途や目的にあわせて、よく考えて選ぶ必要があります。リフォームをする時には、配線工事が必要な場合もありますので、取付け位置も慎重に考えることが必要です。
和室のリフォーム
最近の和のブームで、若い方でも日本古来の和室の良さを見直す動きが出ています。和室のないお住まいもありますが、最近ではリフォームの際に、和室を設けるケースも増えているようです。
和室の畳ならではの味わいは、私たちに独特の安らぎを感じさせてくれますし、居間や寝室などの日常仕様が、客間や仏間など目的に応じて、多彩に変化出来る魅力があります。和室のリフォームのプランとして、和室の持つ自在な魅力を生かした和洋折衷プランはいかがでしょうか。
和室の床高を上げて段差をつけ、リビングとのおだやかな変化を演出する方法もあります。和室にはあまり家具は置かず座卓などを使用すると、融通の利く和室の長所を生かすことが出来ます。畳は保温性に優れていますが、寒いこともありますので、畳の床暖房を検討してみても良いでしょう。
ダイニングのリフォーム
家族みんなが居心地良く、自然に集まれる素敵な住空間を、ダイニングのリフォームから考えてみましょう。テーブルを中心に会話がはずむダイニングは、食事やティータイムばかりでなく、読書や書き物など、なにをするにも落ち着く空間であってほしいものです。
そのためにも、ダイニングの主役は、なんと言ってもテーブルになります。存在感のあるテーブル選びで、自然に家族が集い、部屋の雰囲気をオシャレに演出させることが出来ます。
ダイニングルームのテーブル選びの際には、大きさや高さを考慮しなければなりませんが、形や素材などにも注意が必要です。特に、天板は耐熱性のある、傷の付きにくいものを選ぶといいのですが、パイン材など比較的柔らかい素材で、傷もまたよしとされる方もいらっしゃいます。
ダイニングのリフォームの成功のポイントは、プランを検討する段階で、テーブルや椅子もトータルコーディネイトで、一緒に選ぶことにあります。
押入れのリフォーム
押入れをリフォームして、使いやすい収納に作り変える方も多いようです。一般的な押入れは、下段と上段に分けられており、その上に天袋があります。天袋は、高い位置にあって奥も深い空間ですので、使い勝手が悪く、重いものは入れられないし、一度入れたものは二度と下りない、ということもありうるのではないでしょうか。
押入れをリフォームする方法として、天袋をやめて地袋にして、そのまま押入れを押し上げることで、地袋の高さは60cmになり、ふとんの出し入れもしやすい高さになります。
上の段には、シーズンオフの寝具や、めったに使わないものを収納することが出来ます。地袋には、日曜大工道具などの重いものを収納したり、押入れ用タンスを入れて、シーツや枕カバーなどを収納することも出来ます。
予算があれば、はじめから整理ダンスを作ってしまうことで、奥行きを活かしたシーズンごとの収納が可能になります。